地震の事。つづき。

その後、社員さんが崩れた店内に入り、ロッカールームから鍵を持ってきてくれたのは２時間後。道路には雪が積もり、原チャでは帰れなさそうだったので歩いて帰る事に。
店から家まで、大体１時間くらいだったように思う。
寒かったけど、歩いて帰れない距離じゃなかった。因みに原チャだと15分くらい。途中、二段階右折をしなきゃいけなくてそこで結構時間がかかる。
道すがら、家族へ電話をかけ続けたが、やっぱりつながらない。
家に着いたとき、日は落ちていて、辺りは真っ暗。途中、大きな交差点があるんですが、信号がついていなかったので停電していることは分かっていました。真っ暗すぎて、地元を思い出しました。
地元もど田舎で、高校の時、駅から家まで帰る道は100m感覚での街灯。これくらい暗い道でも、何とも思いませんでした。もう雪は止んでいて、空を見上げたら星がとてもきれいだった。
玄関の鍵をあけようとしていたら、どこからか名前を呼ぶ声。道路を挟んだ向かいのアパートからでした。同居人でした。どうしたんだろうかと行ってみると、蝋燭を分けてもらっていた模様。
普段俺よりも帰りが遅いので、今日もまだ帰っていないだろうと思っていたら、地震直後に、職場の人に送ってもらったとのこと。
明るいうちに家に帰っていた同居人から聞くと、俺の部屋は本棚、CDタワー（CDを入れている高さ120cmの棚）が倒れて、足の踏み場がない。プリンタ、ハードディスクも机から落ちている。
あと、しそ（ももんが）のケージが壊れて、しそが脱走中。
ライフラインは、とりあえず水が出て、ガスはプロパンだからつく。電気だけ、つかない、ということだった。
同居人は、帰宅してすぐに近所のコンビニで、カップラーメンを大量に購入。しばらくは食いつなげそうな量だった（5000円くらいコンビニで使ったらしい）。
わけてもらった蝋燭に火をつけてガスでお湯を沸かしカップラーメンを食って早めに寝た。
とはいっても、布団に入っただけで、続く余震で揺れる度に目が覚める始末。うとうと、はっ!（覚醒）、を延々繰り返していました。

２日目
昨日、店長から「とりあえず明日は休み」令が出ていたため自宅待機。
部屋の散々たるや、言葉がでない。自分の部屋の様子は聞いていたため、まあ、こんなもんか、と思ったが、食器が割れて、半分くらいになってしまった……。マグカップ、グラス類はあらかた割れていました。
踏んだらまずいので、一番最初にそこから片付け。
携帯電話の電池の様子をみながら家族へ電話するもつながらず。地元の友人へ電話をかけてもつながらず。どうしたもんかな、とやっているうちに、メイン電話の電源が落ちる。
夕方になってから、近所の小学校へ行ってみました。避難所になってれば、水かなんかもらえるかな、と思ったからです。
行ってみたら、案の定避難所だったのですが、体育館に物凄い人人人、で、とてもじゃないがいられない。
同居人と相談し、うちは水も出るしガスもあるし、逆にリラックスできなくて寝れないんじゃね？という話になり帰宅。飯を食って就寝。

３日目
起きてから、とりあえず店へ行く。
原チャは店に置いたままなので、徒歩。天気も良く、いい運動になった。
店へ行くと、社員さんが見張りをしていた。
ポータブル充電器（乾電池式）が家にあったのだが、電池が無くなってしまったため、電池をもらえないか交渉。もらえた（!）。
その後、店の近くに住む社員さん宅へ。女の子独り暮らしなので、心配で行ってみました。
どうやら、水が出ないらしく、困っていた。うちは水が出るので、汲みにきていいよ、と話したところ、ペットボトルを持って、水を汲みに行くことに。その次いでに、家まで送ってもらいました。
ガスは使えるが、電気がないため、冷蔵庫の中の食品が心配だったので、ミートソースをつくってスパゲティを３人で食べました。

おお、平和な日々のように感じるなあ。
どうしよう、書くのが遅かったかな。続きはまた明日。