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S 日記/08・6~
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今月は、本の話をしようと思う(お、小説家っぽいぞ/まだなってないけど)。
興味がない人は全く面白くないと思うけど。

 
今年になってから読んだのはまだ多くないけど、カラマーゾフの兄弟が一番読むのが大変だった。
何がって、上巻のあのつまらなさ!!(しつれい)
未完らしいので、上巻と中巻の頭部分は最後まで読んでも結局よくわからない。特にゾシマ長老のくだり。
宗教的思想には興味はあるので読めない訳ではないんだけど、教会内の人間関係が長く書かれていて、そこが最後まで回収されない……。そこは不満だった(読者として)。
でも、不満なのはそこだけで(笑)あとは面白かった。
基本的には、ドミートリィ(長男)とその父親フョードル・カラマーゾフが一人の女性を奪い合う話なんだけど、人間関係の絡みがすごい。よくここまで書けるな、という感じ。
ひとりひとりの個性が強くて、それがこの小説の学べる点。
個人的には、イワン(次男)が好きです。
みんな母親が違う(たしか)という境遇で(フィードルはうんこな人間)、ここまで兄弟の絆が強くなる、というのも不思議。
そうそう、小説の鍵を握るスメルジャコフ、こいつの絡みもよかった。

上巻からクレッシェンドがかかっていく感じで、最後、フォルッティッシモで終わる、そんな話でした。
おそらく、並の人間はこの状態で満足するんだろうけど、俺はまだ物足りなかった。
本当に最後はどうなったのか、この話を読んだ人と語り合いたい、と思った。
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