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S 日記/08・6~
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今日はこれ。


オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎

デビュー作らしいですね。
ちなみに俺が初めて読んだ伊坂作品は「魔王」です(たしか)。
この前もさらっと書いたけど、せっかくなので改めて。

あらすじ。
外界との交流を絶った、宮城県のある島で、喋る案山子が誰かに畑から抜かれて破壊されてしまう(伊坂ワールド)。この案山子は、未来を知っているが、誰にもその未来は教えない。ただ、起こったことを話す。
例えば、島で殺人事件が起きると、警察は(そんな島でも一応警察官はいる)まず案山子に「誰が犯人か」を聞きに行く。警察は、案山子が挙げた人物を見つけて、捕まえて、自供させるだけ。
案山子の友達は、鳥。空を飛ぶ鳥。案山子は動けないから、鳥からいろんな情報をもらう。外界を知っている鳥と話すのが、案山子の楽しみでもあった。
殺人事件の犯人を言い当てられる案山子、この島では、神のように思われていた。
ところで、どうしてこの島の、たかだか案山子が壊されただけの話を、今をときめく(古いな、何歳だ?)伊坂が書いたのか。
それは読んでからのお楽しみってことにしておいてください(さいていだな)。
主人公は、宮城県で犯罪(未遂扱い?)を犯してちょうドSな同級生(警察官)に捕まったところを熊みたいなおっさんに拾われ、この島へ連れてこられてしまいました。
どうして主人公はこの島へ連れてこられたのか?どうしておっさんは主人公を島に連れてきたのか?今まで案山子に頼りきりだった警察は果たして案山子殺人事件(人ではないけど)を解決できるのだろうか?

俺はこの本を読んで、救う、ということの意味、意志、という言葉の意味を、知った気がしたよ。
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