今日はお客さんひとりも来なかったよ！故に契約も０だったよぷぷー！（だからぷぷーじゃないって）

帰り際、店長から怖い話を聞く。
うちの会社の研修ビルでの話。昨日、研修があって店長はそのビルへ行ってきたそうだ。入社したての頃は同じビルの３階で事務をやっていたとのこと。その頃、ちょうど、同じビル内だけれど、事務所を３階から５階へ引っ越しの話が出ていたらしい。ある日店長は、仕事が終わらず、夜にひとりで残って作業をしていたそうだ。その時「３階から５階へ引っ越すんだってね」と聞かれ、店長は「うん、そうだよ」と答えた。
あれ？誰か残ってたのかな、と思い、後ろを振り返ると誰もいない。
うわあ、こえー！と思った店長は、即行帰ったそうだ。
そんな思い出のあるビル。今３階は研修場になっているそうで、昨日の研修もそこで行ったそうだ。
部屋には、廊下に面した側、それぞれ前と後ろに入口出口のドアがある。研修中に前のドアが開き、腰ほどまで長い髪の女性が、入院患者が着るような青い服を着て入ってきたらしい。
店長は、はあ？誰？と思ったそうだが、他の誰にも見えないようで周りを見ても、その女性を不審に思っている人はいない。
入ってきた女性は、部屋の上手で講義をしている男性の周りをゆっくり歩く。顔は見えず、後頭部だけ。その時に、過去にあった事を思い出し、不思議と「あ、この人だ」と思ったそう。
気がつくとその女性は消えていたが、ドアが開いた気配はなかったそうです。

……こえー！！

俺も、大分前に見えなくなっちゃったけれど、油断するといっぱいくっつけちゃうから京都にいる友達から数珠を送ってもらい、外に出るときは必ずつけています。
俺が店長に送ったアドバイスは「多分その女性はビルの３階からは動けないと思いますが、念のため、ちっちゃい袋に塩を入れてしばらく持ち歩いた方がいいですよ」
結構、塩効きます（何に？）
季節はずれの怪談でした。
おやすみなさい。